久しぶりにシネマ歌舞伎、<桜の森の満開の下>野田秀樹版を鑑賞。
学生時代、坂口安吾は好きで全集も持っていたから楽しみにしていたけど野田演出は😅
彼の言葉遊びと小物の演出(蘇我入鹿の暗示でイルカのぬいぐるみを背をわせるとか)は笑いを取ろうとしているあざとさ感が強く
好きになれない。
それでも役者の芸はさすが。 シネマだから目の表情や体の動きも良く見えて凄さ倍増。
七之助の夜長姫はとても美しく、無邪気さと邪悪さが共存する様は見ていて飽きないし、勘九郎の動きは熱量大。
見ていて思うのはDNAの不思議さ。 中村兄弟においては父似と母似が面白いほど解りやすい。
どちらかと言えば世間には両親ミックスのDNAが多いのに、歌舞伎の世界は結構わかりやすく受け継ぐ場合が多い気がする。
もちろん自分もミックス派。 しかも欠点ミックス😂 どうせなら良いとこ取りミックスになりたかったわ。
その点猫はどちらに転んでも可愛い♪ 役得だなぁ~。